中庭のある猫ハウス

所在地:
大阪府枚方市
延床面積:
89㎡

計画中

中庭のある猫ハウスー計画中ー

長屋の一部を解体した土地に猫と住める家を建てるという依頼です。

土地の広さは24坪弱。決して広い土地とは言えません。

 

また、日当たりも悪く、南西の一部からしか日の光を取り込めません。

これでは日中暗い家になってしまいますので、2階リビングにするという提案をしました。

 

都会の狭小地で1階に車庫を作りたいから2階リビングにするという方法はありますが、今回は車を置くスペースは無いのに2階リビングにするという、開放感優先の設計になりました。

なるべく日の光を取り込みながら、プライバシーを守りながら、猫も人も楽しめる家をつくりたいと思いましたので、遊び心満載の設計ができたと思います。

 

まず、窓を多く取り、明るさ確保と猫が外を見られるようにしました。

 

そして、一般的にタブーとされる「屋外へ猫を出す」という荒技に挑戦しました。

 

1階では中庭を設け、周りを囲うことで脱走を防止。

一番上は陸屋根にして外階段を取り付け、猫と人が遊べる空間をつくりました。

 

屋上には猫だけが行けるステップをつけて、まるで煙突の中を猫が上がり下りするかのようなイメージで設計しました。

中庭と屋上で猫が遊べる気持ちの良い空間ができたと思います。

 

1階は玄関からDENまで続く通り土間にしました。

通り土間の途中にはキャットウォークにもなる造作収納家具、猫が2階に上がれる糸車があります。

 

通り土間の仕上げはタイルにしました。コンクリートですとクラックが必ず入り、見た目的にも良くないので白に近いタイルで仕上げ、そのまま中庭も同じタイルにしました。

 

トイレは1階の階段下におさめ、デッドスペースが無いようにしました。

約27坪の小さめの家ですが、狭さを感じにくい家になったかと思います。

 

施工は大変でしょうが、そこはもう職人さんに頑張っていただくしかないなと思います。

 

それにしても、これだけ多く窓をとって、間口が狭い家のプランでは、性能面がボロボロになります。

苦労したのは、長期優良住宅を取得できるレベルまで持っていくことでした。

窓の性能を上げ、YKKAPのAPW430に助けられてギリギリ断熱等級5が取得できました。

 

耐震等級3も取得しましたが、吹き抜けの位置をずらしたり、細かな修正を何度も何度も繰り返してようやく取得できたのです。

デザインと性能はトレードオフの関係性だと痛感しました。